テレビ壁掛け金具カベヤ コラム

おしゃれなだけじゃない! 壁掛けテレビは室内の「安全」につながる

おしゃれなだけじゃない! 壁掛けテレビは室内の「安全」につながる

壁掛けテレビといえば、「おしゃれなお店や、インテリアにこだわる人の部屋にあるもの」というイメージが強いものです。「今は子育て中でおしゃれな部屋とは程遠いし、我が家には関係ないものだな」と思っていらっしゃる方も多いかもしれませんね。
しかし、テレビを壁掛けにするメリットは、おしゃれさだけではありません。室内の安全性を高めるという意味でも、大きなメリットがあるのです。特に子育て中のご家庭では、壁掛けテレビが赤ちゃんを不慮の事故から守ることにつながります。ここでは、家の中の安全性という視点から見た壁掛けテレビのメリットについてお伝えします。

地震でテレビが転倒するケースは多い

2011年の東日本大震災の際には、地デジ放送への移行に伴いテレビの薄型・大型化が進んでいたこともあり、地震でテレビが転倒したというケースが多く報告されました。それらの多くは画面などの破損を伴っていたばかりか、中には大型のテレビが転倒して画面が粉々になったり、子どもがあやうく下敷きになりかけたりといったケースもあったようです。
地震大国と言われる日本。近い将来、首都直下型地震や南海トラフ地震など大規模な地震が発生する可能性も高いと言われています。地震発生時の室内の安全対策の一つとして、テレビの転倒防止策を講じておくのは大切なことだと言えるでしょう。
テレビの転倒防止に役立つ方法として、特に効果が高いのがテレビ本体の壁への固定だということがわかっています。壁掛けテレビにすることで、地震時のテレビ転倒を防止することにつながるのです。

赤ちゃんはテレビに興味津々!

テレビが倒れるほどの大地震のときだけが危険というわけではありません。小さなお子さんにとって、テレビ台周りは普段から危険が多いのです。
ハイハイやつかまり立ちができるようになった赤ちゃんは、家の中のあらゆるものに興味を示します。目を離した一瞬の隙に、意外な行動をとっていてドキッとしたという経験をお持ちの親御さんも多いかと思います。
赤ちゃんにとって興味津々なものの一つがテレビです。テレビ台は赤ちゃんがつかまり立ちしやすい低めのものが多いため、つかまり立ちしてテレビに手を伸ばすということも考えられます。「赤ちゃんがちょっとさわったぐらいではテレビは倒れない」と思われるかもしれませんが、テレビにつかまって体重がかかったら、力のかかり方によってはテレビが倒れる可能性もないとは言えません。赤ちゃんの手の届く高さに薄型テレビを置くのは、安全性を考えると避けたいところです。

転倒以外にもテレビ台まわりは注意が必要

転倒以外にも、ハイハイや伝い歩きの赤ちゃんがテレビ台の角に頭をぶつけてしまう可能性も考えられます。テレビ台というのは高さが低く、壁からそれだけが出っ張った形で設置するケースも多いため、テーブルなどほかの家具と比べても頭をぶつけやすい家具の一つです。コーナーガードなどで対策することもできますが、壁掛けテレビにすればテレビ台を置く必要がなくなるため、赤ちゃんにとっての室内の障害物を一つ減らすことができるのです。
また、赤ちゃんが手を伸ばしやすい高さにあるテレビ台をなくすことは、誤飲事故の防止にも役立ちます。壁掛けテレビにして、配線を壁の裏などにすっきりとまとめれば、それも室内の安全性を高めることにつながるでしょう。

おしゃれなだけじゃない! 壁掛けテレビは室内の「安全」につながる

テレビを壁掛けにすることで、室内の安全性という視点でもたくさんのメリットが得られるということをおわかりいただけたでしょうか。子育て中のご家庭では、小さなお子さんが安全に過ごせる部屋にするためにも、壁掛けテレビをご検討なさることをおすすめします。

これで模様替えも安心! 壁の穴を補修する方法

これで模様替えも安心! 壁の穴を補修する方法

壁掛けテレビを設置する際は、壁に穴を開ける場合が多いものです。一度壁掛けテレビにすると、テレビの位置を頻繁に移動するというわけに行かず、模様替えしづらいと感じている方も多いのではないでしょうか? とは言え家族構成やライフスタイルの変化などから、壁掛けテレビのある部屋の模様替えが必要になる場合もあるでしょう。そんなときのために知っておきたい、壁に開いた穴を自分で補修して目立たなくする方法をご紹介します。

壁の穴補修のために用意するもの

自分で壁の穴を補修するために、以下のような材料と道具を用意しましょう。どれもホームセンターや100円ショップ、ネット通販などで手軽に入るものです。

・補修用パテ
・メッシュテープまたはメッシュシート
・壁紙(まわりの壁紙と同じものか、できるだけ近い色・柄のもの)
・壁紙用接着剤(のり付きタイプの壁紙の場合は不要)
・バケツ(粉末状のパテを使用する場合に使用。チューブタイプの場合は不要)
・パテベラ
・サンドペーパー
・養生テープまたはマスキングテープ
・カッター
・定規
・圧着用ローラー

※ホームセンターなどでは、パテとメッシュテープ、パテベラなどをセットで「壁補修用キット」などの名称で販売されているケースもあります。内容物をよく確認して、必要なものを準備しましょう。

壁の穴を自分で補修する手順

壁の穴の補修は、以下のような手順で行いましょう。

(1)穴の周囲の壁紙をカッターで切り取る
穴の上にメッシュテープ(シート)を貼るために、穴の周囲の壁紙を四角く切り取ります。壁に定規を当てて、カッターで切れ目を入れて剥がしましょう。メッシュテープ(シート)を貼れるよう、穴よりやや大きめに切り取ります。

(2)メッシュテープ(シート)を貼る
パテを塗るためのメッシュテープまたはメッシュシートを、壁紙を切り取った部分に貼ります。

(3)パテを塗る
粉末状のパテの場合は、水で溶いて準備しておきます。メッシュテープ(シート)を貼った部分にパテを塗り、パテベラで平らにならしましょう。パテを塗り終わったら、完全に乾燥するまで待ちます。

(4)パテ処理をしたところにサンドペーパーをかける
パテが乾燥したら、サンドペーパーで表面をなめらかに仕上げます。

(5)壁紙をカットする
パテ処理をした部分より一回り大きめにカットした壁紙を、養生テープで仮止めします。定規を当ててカッターで壁紙をカットします。このとき、下の壁紙も一緒にカットしてきりしろを取り除くことで、新しく貼る壁紙が周囲の壁紙にぴったりと収まります。

(6)壁紙を貼る
新しい壁紙を壁に貼り付け、ローラーを当てて圧着します。接着剤がはみ出た場合はスポンジ等で拭き取りましょう。接着剤が乾燥すれば完成です。

これで模様替えも安心! 壁の穴を補修する方法

パテや接着剤を乾燥させる時間を合わせても、半日もあれば壁の穴を目立たなく補修することができます。壁の穴があるからと模様替えをためらっていた方は、こうした方法を視野に入れて新たなレイアウトを検討してみてはいかがでしょうか。

【2018年最新版】パナソニック「VIERA(ビエラ)」おすすめテレビ紹介!

【2018年最新版】パナソニック「VIERA(ビエラ)」おすすめテレビ紹介!

国産液晶テレビとして人気の高いブランドの一つ、ビエラ。家電メーカーとしておなじみのパナソニック製品なので、やはり親しみ深いと感じる方が多いのではないでしょうか。今回は、パナソニックの液晶テレビ「VIERA(ビエラ)」の中でもおすすめの製品を、特徴とともにご紹介します。

FX750シリーズ

2018年2月発売のビエラ4K液晶テレビ最新機種です。「HDR10」「HLG」の2方式に対応。FX750シリーズはミドルクラスに位置づけられており、55V型、49V型、43V型の3種類がラインナップされています。
「4K高輝度IPSパネル」と「Wエリア制御」を搭載し、明るいリビングでもさまざまな視聴位置からコントラスト感ある映像を楽しむことができるのが特徴です。また、ビエラ独自のテクノロジー「ヘキサクロマドライブ」により、リアルな質感や色が表現されます。
デジタル3チューナー搭載で、番組を視聴しながら裏番組を2つ同時に録画できるのもうれしいですね。

【型番】
55型 TH-55FX750
49型 TH-49FX750
43型 TH-43FX750

FX600シリーズ

FX600シリーズも2018年2月発売のビエラ4K液晶テレビ最新機種。お手頃価格が魅力のエントリークラスとなっています。こちらも「HDR10」「HLG」の2方式に対応しており、55V型、49V型、43V型の3種類がラインナップされています。
パネル輝度を従来品(EX600シリーズ)よりアップさせ、HDR映像を再現しながら、昼間の明るい部屋でもコントラスト感の高い映像を楽しむことができます。バックライトの制御を高速に行う「クリアモーション」で、スポーツの試合など動きの速い映像でも残像の少ないくっきりとした映像となっています。

【型番】
55型 TH-55FX600
49型 TH-49FX600
43型 TH-43FX600

プライベート・ビエラシリーズ

大型のテレビが注目を集める一方で、お風呂や寝室など、よりプライベートな空間でテレビを楽しみたい場面もあるもの。そうしたニーズに応えるのが「プライベート・ビエラ」の愛称で親しまれているポータブルテレビシリーズです。
防水対応タイプなら、お風呂をはじめ家中好きな場所へ持ち運んでテレビ番組やブルーレイ、配信動画などを視聴することができます。機種によってはタッチパネルで操作できたり、防水対応のリモコンが付いていたりと、ポータブルならではの工夫もいろいろ。ライフスタイルに合わせてさまざまな楽しみ方ができそうです。

【型番】
15V型 UN-15TD7
15V型 UN-15T7
10V型 UN-10T7
10V型 UN-10E7
など

【2018年最新版】パナソニック「VIERA(ビエラ)」おすすめテレビ紹介!

ビエラのおすすめテレビをご紹介しました。ご紹介した製品は、いずれもオープン価格となっています。テレビの視聴スタイルやご予算などに合わせて、最適な製品を選ぶご参考になさってください。

飲食店の店舗で「壁掛けテレビ」がおすすめな理由

飲食店の店舗で「壁掛けテレビ」がおすすめな理由

薄型液晶テレビの普及により、テレビを壁掛けにするという家庭が増えてきています。テレビを壁掛けにすることには、部屋のスペースを有効活用できたり、部屋の雰囲気をモダンなものにできたりと、メリットが多いです。
そのようなメリットは、一般家庭だけではなくレストランや小型飲食店の店舗などでの利用でも享受することができます。
ここでは飲食店の店舗に置かれているテレビを壁掛けにすることで得られるメリットをご紹介します。

小規模の店舗でもスペースを作れるようになる

集客の一環でテレビを店内に導入すると、テレビを設置するためのスペースを確保しなくてはいけません。小規模な店舗である場合、テレビを設置するスペースを作るのは難しく、仮に設置してしまうと、店として使える空間が狭くなってしまいます。
かつてはブラウン管テレビが主流でしたので、テレビを設置するにはどうしてもテレビ台の上に置く必要がありました。しかし、現在は薄型液晶テレビが一般化し、テレビ台を設置する必要なく、テレビを壁掛けにすることができます。そのため、それまでテレビを置くための台を設置していた場所に、テーブルを置いて席数を増やすなど、店内スペースを広く使えるようになったのです。

複数のテレビを設置できるようになる

テレビを台に置いていると、どうしても店内に設置できるテレビの台数に限りが出てきます。一般的な飲食店であれば一台あれば充分というお店もあるかもしれません。が、スポーツバーなど、テレビを観ることを目的にしたお客様が来店するタイプの飲食店であれば、テレビの台数は多ければ多いほど集客に有利になります。
テレビが一台しかなければ、座席の位置によっては、お客様が体の向きを変えてテレビを観なければならなくなり、心地よいお店であるとは言えなくなるでしょう。決定的瞬間を逃したくないスポーツ観戦において、自然と目が向けられる場所にテレビがないことは不便だからです。
壁掛けテレビにすることで、店内に設置できるテレビの数を増やすことが可能になります。そうすればどの座席からもテレビが観られるという環境を生むことができますので、お客様もより落ち着いてスポーツ観戦できるようになるのです。

飲食店の店舗で「壁掛けテレビ」がおすすめな理由

テレビを壁掛けにすることには、一般家庭だけではなく、テレビを集客の一環としている小型飲食店の店舗にとってもメリットの多いものです。テレビを導入しようと考えている方は、ぜひ壁掛けテレビの導入をご検討ください。
壁掛けテレビにしてより大きな集客効果を得るようにしましょう。

ゲーム好きならPCモニターを大画面テレビにしよう

ゲーム好きならPCモニターを大画面テレビにしよう

パソコンを使いオンラインゲームをしているという方も多いと思います。近年ではゲームのクオリティも上がり、臨場感あふれるリアルなグラフィックのものが増えてきました。そのようなゲームであれば、できることなら大きな画面でプレイしたいものですよね。
しかしPCモニターはいくら画面が大きくても、30インチあるかないかだと思います。それでは大迫力の臨場感とは言いにくいでしょう。そこでおすすめなのが、テレビ画面をPCモニターとして利用するという方法です。テレビは大きければ100インチなどといったサイズのものありますし、画質も申し分なし。大満足のゲームライフを送れること間違いなしです。
しかし、テレビをPCモニターとして利用する際には注意しなくてはいけない点がいくつかありますので知っておきましょう。ここではテレビをPCモニターとして利用する際の注意点をいくつかご紹介します。

必要な接続端子がついているか

すべてのテレビをPCモニターとして利用できるわけではないので注意しましょう。
テレビをパソコンにつなげるには、そのための接続端子が必要です。最近発売されているテレビは必要な接続端子がついているものが多いですが、機種によってはついていないものもあります。
PCモニター用にテレビを購入する場合は以下の接続端子がついているかどうか確認してください。

・DVI
・HDMI
・DisplayPort

上記の3点のいずれかがついていれば、パソコンとテレビの接続が可能になります。この中では、HDMIがおすすめ。音声の伝送が可能で、なおかつケーブルの価格が安価です。

ゲームの操作性について考慮する

ゲームをするのであれば、コントローラーで操作してから、その操作が画面上に反映されるまでのレスポンスの速度について考慮する必要があるでしょう。
テレビは基本的に「画面に映像を映す」ことを目的とした機器です。そのため「人が操作する」ことを前提されておらず、機種によっては操作してからの反応が遅いものもあります。
ゲームにおいてレスポンス速度は重要です。PCモニター利用を前提に購入する場合は、ゲームに最適な機種を選んで購入するようにしましょう。

大画面でプレイできる環境を整える

いくら大画面テレビを導入しても、画面と目が近くなってしまう環境では存分にゲームを楽しめるとは言えません。画面が近いと、ゲーム中の激しい映像の揺れにより、画面酔いしてしまうこともあるでしょう。
しかし机の大きさなどから、どうしても画面と目の距離を離せないという方もいると思います。そのような方には、テレビスタンドの利用がおすすめです。
モニター用の机を置く必要がないため、狭い部屋であっても広く使うことができますし、リビングなどであれば、テーブルなどの上にマウスとキーボードを置きソファに座ってプレイすることも可能になります。

ゲーム好きならPCモニターを大画面テレビにしよう

大画面のテレビをパソコンにつなげることで、今までよりも楽しくゲームをプレイすることができるようになります。
ここで紹介したことを参考にして、より充実したゲームライフをお送りください。

大画面でネットサーフィン! テレビをネットにつなぐメリット

大画面でネットサーフィン! テレビをネットにつなぐメリット

IoT(モノのインターネット)の普及が進み、インターネットにつなぐことができる家電製品の数が増えてきました。洗濯機や電子レンジ、冷蔵庫など、ネットにつなぐことでスマホでの遠隔操作などが可能になり、生活はますます便利になっています。
そんな中インターネットに接続できるテレビも数多く出回っており、人気を集めています。テレビをネットにつなげることには大きなメリットがあるからです。
ここではテレビをインターネットに接続することでできるようになることをご紹介します。

インターネット検索がテレビでできる

テレビをネット環境に置くことで、それまで比較的小さめのパソコンやスマホ画面で行っていたインターネット検索を、テレビの大きな画面で行えるようになります。画面操作は専用のリモコンででき、キーボードを接続すればタイピングで文字入力も可能です。
それまでパソコンをテーブルの上に置いて行っていたネットサーフィンも、テレビを使えばテーブルの上を広く使いながらすることができます。食事をしたり、何か作業をしたりネット検索したいときにも、充分な作業スペースを確保した状態で行うことができるようになるでしょう。

ネット配信動画をテレビで見られる

ネットで公開されている動画を大画面で視聴できるようになります。ユーチューブの動画はもちろん、近年人気を高めているフールーやネットフリックスといった「ビデオオンデマンド(VOD:Video On Demand)」に別途加入契約をすれば、好きな映画やドラマを好きなときにテレビ画面で視聴可能です。
最近では「4K VOD」サービスも始まり、4Kという綺麗な画質の動画を楽しむことができます。パソコンやスマホの画面では再現できない高画質の映像を、4K対応の大型テレビで視聴することができるのは大きなメリットであるといえるでしょう。

大きな画面でテレビ電話ができる

スカイプなど、無料でテレビ電話ができるアプリを利用することで、大きなテレビ画面を使ってテレビ電話ができるようになります。
遠方で暮している家族や友人、恋人などの姿が大きく画面に映し出されますので、会えない寂しさも払しょくされることでしょう。

ネットショッピングがしやすくなる

ネットショッピングで服やアクセサリーなど、商品の色合いや質感が重要なものを購入したいときに、高画質の大きなテレビ画面が重宝されます。パソコンやスマホの画面ではしっかり確認できなかった商品の雰囲気を、大きな画面に表示させることでより確認しやすくすることができるようになるのです

大画面でネットサーフィン! テレビをネットにつなぐメリット

このように、テレビをインターネットに接続することでできるようになることはたくさんあります。お持ちのテレビがネット接続できるタイプのであれば、ぜひインターネットに接続してみることをおすすめします。テレビを壁掛けにしてネット配信されている映画を観れば、ちょっとしたホームシアター感覚も味わうことができますよ。

注目ポイントは? 購入前に知っておくべき「テレビの選び方」

注目ポイントは? 購入前に知っておくべき「テレビの選び方」

新製品がどんどん登場しているとはいえ、頻繁に買い換えるものではないのがテレビです。数年ぶりにテレビを購入しようと考えたとき、「最近のテレビってどうやって選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いはずです。ここでは、これからテレビを購入する人が注目すべき、テレビの選び方の基礎知識をお伝えします。

選び方1:液晶テレビか有機ELテレビか

以前は薄型テレビといえば「液晶テレビかプラズマテレビか」という選択肢がありましたが、近年ではプラズマテレビはほぼ生産されなくなりました。現在は液晶テレビが市場の主流ですが、ここ1~2年で一気に注目されるようになったのが有機ELテレビです。
有機ELは次世代のパネルとして注目されており、液晶と比べて高画質、薄型・軽量といった特徴があります。ただし、液晶テレビに比べて製品ラインナップはまだ少なめ。価格も液晶テレビより高いうえに、消費電力が大きいため電気代もかかるというデメリットもあります。「お金がかかっても、高画質で臨場感あふれる映像を楽しみたい!」という方には有機ELテレビがおすすめ。予算や機能面などを考慮して、最適なテレビを選びたいという場合には液晶テレビのほうが良いかもしれません。

選び方2:フルHDか4Kか

フルHD(フルハイビジョン)は、現在の国内で主流となっているパネルです。解像度が1920×1080のパネルで、2Kとも呼ばれます。一方、近年よく耳にするようになった4Kとは、解像度3840×2160のパネルのこと。4KはフルHDの約4倍の画素数となるため、より繊細かつ鮮明な画像を楽しむことができます。
大画面で高画質な映像を観たいという方には4Kテレビがおすすめ。一方、小型のテレビであればお手頃価格のフルHDでも十分美しい画像を楽しめるため、テレビを置く部屋や用途に合わせて選ぶと良いでしょう。

選び方3:直下型LEDかエッジ型LEDか

液晶テレビのLEDバックライトには、パネル直下にLEDを敷き詰めた「直下型」と、上下左右の縁にLEDを配置した「エッジ型」の2種類があります。直下型はたくさんのLEDを使用しているため画面が明るく、鮮やかな色合いや精細な画質を得られるのがメリット。一方でエッジ型に比べてテレビに厚みが出やすく、価格も高めになります。
エッジ型はLEDが少ない分、薄型・軽量化できるのがメリット。価格も直下型より抑えられます。一方で画質は直下型と比べると劣ります。
違いを理解して、何を優先したいかに合わせて選ぶことをおすすめします。

選び方4:外部出力機能は何が付いているか

テレビの用途によっては、ブルーレイレコーダーやゲーム機、スピーカーなどを接続したい場合もあります。接続したい外部機器に応じた外部出力機能に対応しているかについてもテレビ選びの注目ポイントです。特に以下の外部出力機能については、対応しているかどうかを必要に応じてチェックしておきましょう。

・HDMI端子
1本のケーブルで映像と音声をデジタル出力可能。ブルーレイレコーダーやゲーム機などを接続する際に必要になります。

・ARC(Audio Return Channel)
ホームシアター構築などで、HDMIケーブルのみでテレビとアンプとの接続が可能になります。

・MHL(Mobile High definition Link)
スマホやタブレット機器のMicroUSBとテレビを接続することが可能になります。

注目ポイントは? 購入前に知っておくべき「テレビの選び方」

テレビを選ぶ際に注目すべきポイントをいくつかご紹介しました。家族構成や視聴スタイル、テレビをどのように使うことが多いかによって選ぶべきテレビは変わってきます。ご紹介したポイントを参考に、ご家庭にぴったりなテレビを見つけてください。

窓とのベストな位置関係は? テレビ配置のポイント

窓とのベストな位置関係は? テレビ配置のポイント

テレビは部屋の中でも視線を集めるもの。テレビを設置する位置によって部屋の印象が変わるのはもちろん、視聴のしやすさも大きく変わってきます。
室内のテレビの設置位置は、間取りや部屋の用途、コンセント位置などとの兼ね合いで決めていくことになりますが、忘れずに注目したいのが窓や照明器具との位置関係です。
ここでは、主に「映り込み」に注目したテレビ配置のポイントをご紹介します。

テレビ画面への「映り込み」は悪影響がいっぱい

テレビを観ていて、画面に光が反射したり室内の様子が映り込んだりして見づらく感じたことはないでしょうか?
明るい場面が多いバラエティ番組などでは目立ちませんが、画面が暗くなることの多い映画やドラマなどの視聴中は、画面への「映り込み」が気になりやすいものです。
最近では映り込みを抑える工夫がされた液晶テレビも増えていますが、一方で映像の鮮やかさを引き出すためにツヤのある画面を採用したテレビも多く、そうしたテレビには反射しやすいものも少なくありません。
単純に見づらいのはもちろん、映画などの世界に入り込んでいるときに、窓の光や部屋の風景が映り込んだのでは、そのたびに現実に引き戻されて作品に集中しづらくなってしまいますよね。また、無意識に映像と映り込みにピントを合わせることを繰り返すことになるため目への負担も大きく、目が疲れやすくなってしまいます。
テレビで映画やドラマなどをよく観るという方は特に、できるだけ映り込みの少ないテレビ配置にすることをおすすめします。

映り込みを抑えるためのテレビ配置のポイント

・窓とテレビの位置関係は「垂直」が理想的

映り込みを抑えるという観点からテレビの配置を考えた場合、特に避けたいのは窓と向き合う位置にテレビを配置することです。視聴する際に窓を背にして座ることになるため、窓からの光や外の景色などが真正面からテレビに映り込んでしまいます。一方、窓とテレビが同じ向き(窓を背にテレビを置く形)に配置すると、逆光になるため映り込みは起こらないものの別の意味で見づらい状態に。理想はテレビと窓が垂直になる配置です。ただしこの場合も時間帯によっては窓からの外光が映り込むため、視聴中はカーテンなどで外光を少なくする工夫を合わせて取り入れることをおすすめします。

・照明と視聴位置の関係にも注意する

夜は窓からの外光による映り込みはありませんが、室内の照明による映り込みが起こりやすくなります。天井の照明を灯したままテレビを視聴するのであれば、照明の光が反射して目に入りやすくなる位置、つまりテレビ画面を見上げる形での視聴を避けるのがおすすめです。テレビ画面と目の高さが同じぐらいか見下ろす形であれば、天井の照明の映り込みは起こりません。合わせて、視聴中は照明を消したり明るさを調節して抑えたりするのも効果的な映り込み対策となります。

窓とのベストな位置関係は? テレビ配置のポイント

快適な視聴環境を作るには、映り込みの起こりにくい配置を工夫するのも大切です。お伝えしたポイントを参考に、テレビとソファなどのベストなレイアウトを見つけてみてください。

臨場感あふれるサウンドに! ホームシアターのスピーカー配置

臨場感あふれるサウンドに! ホームシアターのスピーカー配置

映画好きな方には、自宅にホームシアターを構築したいと考える方も多いと思います。自宅でリラックスして自分や家族だけで映画を楽しむ時間は、映画館とは異なる魅力があるものでしょう。ホームシアターを作るのであれば、映像だけでなく音声についてもこだわりたいところです。ここでは、ホームシアターのスピーカー配置について、ポイントをご紹介していきます。

ホームシアターで一般的な5.1chとは

「モノラル音声(1.0ch)」「ステレオ音声(2.0ch)」より多くのチャンネルを有する音声再生方法は「サラウンド」と呼ばれています。ホームシアターを作るなら、サラウンドに対応したスピーカー構成としたいという方が多いと思います。
DVDに含まれる音声信号は5.1chが標準となっているため、ホームシアターには5.1chのスピーカー構成を採用するのが一般的です。5.1chとは、前方左右にステレオ音声用フロントLRスピーカー(2ch)、前方中央にセリフ音声用のセンタースピーカー(1ch)、後方左右にリアスピーカー(2ch)の5つのスピーカーにサブウーファー(0.1ch)を加えたスピーカー構成のことを言います。

5.1chスピーカー配置のポイント

5.1chで立体的な音声を楽しむには、ITU(国際電気通信連合)が推奨する規格「ITU-R BS.775-1」に基づいてスピーカーを配置するのが基本となります。そのポイントを見てみましょう。

・各スピーカーはリスナーを中心とした同心円上に配置する

視聴する人の座る位置から、各スピーカーまでの位置はすべて同じ距離であるのが理想です。視聴位置を中心に、それぞれのスピーカーが同心円上にくるように配置しましょう。

・推奨される角度に合わせて配置する

ITU-R BS.775-1で推奨される各スピーカーの角度は、センタースピーカーが視聴位置の真正面、フロントLRスピーカーが左右前方にそれぞれ30度、リアLRスピーカーがそれぞれ100~120度となっています。できるだけこの角度を実現するようにスピーカーを配置します。サブウーファーには指向性がほとんどないため、同距離であれば角度についてはあまり意識しなくても良いでしょう。

・高さは耳の高さを基本に考える

スピーカーの高さも、立体的な音声を実現するために重要なポイントです。基本は、視聴する人の耳の高さを基準として、フロントLRスピーカーとセンタースピーカーについては、耳の高さとほぼ同じに、リアLRスピーカーは耳の高さより60~90センチほど高い位置にするのが良いとされています。リアスピーカーを少し高い位置に配置することで、音声に上下の広がりが生まれ、臨場感あるサウンドを楽しむことができるのです。

臨場感あふれるサウンドに! ホームシアターのスピーカー配置

映像とともに迫力ある音声を楽しむには、スピーカーの配置も重要になってきます。ホームシアター構築の際には、ポイントを押さえたスピーカー配置にできるよう工夫なさることをおすすめします。

壁掛けテレビにするなら考えておくべき「ケーブルの隠し方」

壁掛けテレビにするなら考えておくべき「ケーブルの隠し方」

テレビ台を使用せず壁にテレビを掛けるスタイルは、部屋をすっきりとモダンな雰囲気にしてくれます。最近では壁掛けテレビ専用の金具なども充実してきており、手軽に実現しやすくなっているのも魅力です。しかし、テレビを壁掛けにしても配線のためのケーブルが丸見えの状態では、どうしてもごちゃごちゃとした印象になってしまいます。スタイリッシュな部屋作りを目指して壁掛けテレビにするのであれば、ケーブルをどうやって隠すのかについても考えておかなければいけません。ここでは、壁掛けテレビのケーブルの隠し方について、どのような方法があるのかをご紹介します。

参考サイト:テレビの壁掛けでケーブルをすっきりさせる!ケーブルの隠し方について
https://ekisyoutv.net/archives/6163

ケーブルの隠し方1:テレビ裏にコンセントとアンテナ端子を設置する

壁のコンセントやアンテナ端子をテレビの裏側(画面で隠れる位置)に設置するという方法です。短いケーブルを使用して配線するだけで、表からはケーブルがまったく見えなくなります。
新築やリノベーションなどのタイミングで壁掛けテレビにしようと考えているなら、この方法が最もシンプルでおすすめです。壁掛けテレビを設置する位置を決めてから、サイズなどに合わせてコンセントとアンテナ端子の位置も決めましょう。
持ち家の方なら、新築などのタイミング以外でも、壁掛けテレビの設置工事と同時にコンセント口やアンテナ端子の設置工事を行うことも可能です。

ケーブルの隠し方2:ケーブルを壁裏に通す

壁の2ヵ所にケーブルを通すための穴を開け、壁の裏側にケーブルを通して配線を隠す方法です。テレビの裏側の壁とその真下の床上あたりに開口し、ケーブルの大部分が壁裏に隠れるため、目立たなくなります。
この方法も、壁掛けテレビの設置工事と同時に壁の開口工事と配線を行えます。コンセントやアンテナ端子の新設を行うわけではないので、比較的簡単な工事で終わるはずです。
壁裏には柱などがあるため、基本的に壁裏の配線は縦方向にしかできません。このため、コンセントなどの位置によっては、壁から出たケーブルを別途モールなどで隠す必要があるでしょう。

ケーブルの隠し方3:配線モールに通す

ケーブルを配線モールに通して、壁などに貼り付けることで目立たなくする方法です。配線モールにはさまざまな色や太さのものがあるため、壁の色や通すケーブルの本数などに合わせて選ぶことで配線がすっきりと目立たなくなります。
画面裏や壁裏に完全に隠す方法に比べると、表面に出ている分多少目立ちますが、手軽にできるのが魅力です。また、コンクリート打ちっぱなしの壁や賃貸住宅などの場合にも対応しやすい方法だと言えます。

壁掛けテレビにするなら考えておくべき「ケーブルの隠し方」

せっかく壁掛けテレビにするなら、配線にも気を配ってすっきり感を演出したいものです。ご紹介した方法を参考に、ご自宅に適した配線方法をプランニングしてみてください。