おしゃれなだけじゃない! 壁掛けテレビは室内の「安全」につながる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

おしゃれなだけじゃない! 壁掛けテレビは室内の「安全」につながる

壁掛けテレビといえば、「おしゃれなお店や、インテリアにこだわる人の部屋にあるもの」というイメージが強いものです。「今は子育て中でおしゃれな部屋とは程遠いし、我が家には関係ないものだな」と思っていらっしゃる方も多いかもしれませんね。
しかし、テレビを壁掛けにするメリットは、おしゃれさだけではありません。室内の安全性を高めるという意味でも、大きなメリットがあるのです。特に子育て中のご家庭では、壁掛けテレビが赤ちゃんを不慮の事故から守ることにつながります。ここでは、家の中の安全性という視点から見た壁掛けテレビのメリットについてお伝えします。

地震でテレビが転倒するケースは多い

2011年の東日本大震災の際には、地デジ放送への移行に伴いテレビの薄型・大型化が進んでいたこともあり、地震でテレビが転倒したというケースが多く報告されました。それらの多くは画面などの破損を伴っていたばかりか、中には大型のテレビが転倒して画面が粉々になったり、子どもがあやうく下敷きになりかけたりといったケースもあったようです。
地震大国と言われる日本。近い将来、首都直下型地震や南海トラフ地震など大規模な地震が発生する可能性も高いと言われています。地震発生時の室内の安全対策の一つとして、テレビの転倒防止策を講じておくのは大切なことだと言えるでしょう。
テレビの転倒防止に役立つ方法として、特に効果が高いのがテレビ本体の壁への固定だということがわかっています。壁掛けテレビにすることで、地震時のテレビ転倒を防止することにつながるのです。

赤ちゃんはテレビに興味津々!

テレビが倒れるほどの大地震のときだけが危険というわけではありません。小さなお子さんにとって、テレビ台周りは普段から危険が多いのです。
ハイハイやつかまり立ちができるようになった赤ちゃんは、家の中のあらゆるものに興味を示します。目を離した一瞬の隙に、意外な行動をとっていてドキッとしたという経験をお持ちの親御さんも多いかと思います。
赤ちゃんにとって興味津々なものの一つがテレビです。テレビ台は赤ちゃんがつかまり立ちしやすい低めのものが多いため、つかまり立ちしてテレビに手を伸ばすということも考えられます。「赤ちゃんがちょっとさわったぐらいではテレビは倒れない」と思われるかもしれませんが、テレビにつかまって体重がかかったら、力のかかり方によってはテレビが倒れる可能性もないとは言えません。赤ちゃんの手の届く高さに薄型テレビを置くのは、安全性を考えると避けたいところです。

転倒以外にもテレビ台まわりは注意が必要

転倒以外にも、ハイハイや伝い歩きの赤ちゃんがテレビ台の角に頭をぶつけてしまう可能性も考えられます。テレビ台というのは高さが低く、壁からそれだけが出っ張った形で設置するケースも多いため、テーブルなどほかの家具と比べても頭をぶつけやすい家具の一つです。コーナーガードなどで対策することもできますが、壁掛けテレビにすればテレビ台を置く必要がなくなるため、赤ちゃんにとっての室内の障害物を一つ減らすことができるのです。
また、赤ちゃんが手を伸ばしやすい高さにあるテレビ台をなくすことは、誤飲事故の防止にも役立ちます。壁掛けテレビにして、配線を壁の裏などにすっきりとまとめれば、それも室内の安全性を高めることにつながるでしょう。

おしゃれなだけじゃない! 壁掛けテレビは室内の「安全」につながる

テレビを壁掛けにすることで、室内の安全性という視点でもたくさんのメリットが得られるということをおわかりいただけたでしょうか。子育て中のご家庭では、小さなお子さんが安全に過ごせる部屋にするためにも、壁掛けテレビをご検討なさることをおすすめします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。