「壁掛けテレビ」は、スタイリッシュでお部屋も広く見えるインテリア術ですが、取りつけ器具を壁にネジ留めする都合上、賃貸物件にお住いの方にとってはなかなか手が出せない方法でもあります。
実は壁に穴を開けられない賃貸物件でも、特別な設置器具やDIYテクニックを駆使することで、壁掛けテレビを楽しむことができるのです。
今回は、賃貸物件でも壁掛けテレビを導入できる設置方法を3つご紹介します。
賃貸でも壁掛けテレビが楽しめる「壁寄せスタンド」
壁掛け器具をネジ打ちする方法が取れない賃貸物件でも、「壁寄せスタンド」を活用することで手軽に壁掛けレイアウトを導入することができます。
壁寄せスタンドとは、テレビを台座に取りつけて壁を背にする形で設置できるスタンドのこと。ただ見た目が「壁掛けっぽくなる」だけでなく、テレビ台を使わないので部屋を広く使えるという壁掛けテレビのメリットを得られます。また設置するだけのアイテムなので、本来の壁掛けテレビのように壁の中の柱を探す手間もありません。
DIYアイテム「ディアウォール」を使った設置法
賃貸物件で壁掛けテレビを楽しみたい場合は、「ディアウォール」を使ったDIYテクニックが定番です。
ディアウォールとは、2×4材(ツーバイフォーざい)という木材に合わせて作られたDIYアイテム。突っ張り棒の端についたゴム足のような道具で、2×4材の両端に取りつけて天井と床に突っ張らせれば、賃貸でもネジを打ち込める「柱」が完成します。柱が完成してしまえば、あとは一般的な壁掛けテレビの設置法と同じようにネジ打ちができます。
どのご家庭でも、どんな器具でも取りつけられる汎用性の高さと、後から棚やHDDラックなどを増設できる使い勝手が魅力です。
手間なく壁掛けテレビを導入できる「エアーポール」
できるだけ見た目を重視したいが、施工の手間は少ない方が良い、という方には「エアーポール」がおすすめです。
取りつけ方法自体は、上でご紹介したディアウォールと同じ突っ張り棒タイプ。ディアウォールの特徴でありデメリットとも言える「DIY」「木材加工」の必要がありません。手軽に壁掛けテレビを導入したい方に適した設置法です。
天井の壁紙と設置する面には、キャップ式の薄いツメがついています。このツメ跡は一般的なネジ穴よりも小さく目立たないので、賃貸でも問題なく導入できます。
柱一本でテレビを支える大胆な設置器具なので、エアーポールを選ぶ際は耐震性や強度面については注意しておく必要があります。激甚災害クラスの地震も増えてきた昨今、オシャレなだけでなく安全な製品を選びましょう。
賃貸物件では何かとインテリアの制約はつきものですが、工夫次第で壁掛けテレビも導入することができます。皆さんのご家庭に一番合った設置法で、快適な視聴環境を作っていきましょう!
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