壁を傷つけない! DIYで壁掛けテレビ用の壁を作る方法

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壁を傷つけない! DIYで壁掛けテレビ用の壁を作る方法

壁掛けテレビを設置する場合、金具の設置やケーブルを裏側に通すための穴を壁に開ける必要が出てくるものです。「壁掛けテレビにしたいけど、壁に穴を開けたり傷をつけたりするのはちょっと……」と思っていらっしゃる方は多いのではないでしょうか? 賃貸住宅にお住まいの方は退去の際の原状回復が大変になってしまいますし、持ち家だとしても壁に穴を開けることに抵抗がある方も少なくないでしょう。
そんな悩みを解決する方法の一つとして、DIYで壁掛けテレビを設置するための「壁」を自作するという方法があります。元の壁には傷をつけることなく壁掛けテレビを設置できて、お部屋のアクセントにもなりますよ。ここでは、DIYで壁を作る方法をご紹介します。

壁を傷つけないDIYの味方「ディアウォール」

壁を傷つけずに棚などを設置できるアイテムとして、DIY好きな人たちの間で近年話題を集めているのが「ディアウォール」です。ディアウォールとは、市販のツーバイフォー材に取り付けて、柱として突っ張り棒のように使用できるようにするパーツです。
ディアウォールは2つで1セットになっていて、ツーバイフォー材の両端に取り付けて使用します。片方(天井側)にだけばねが入っているため、ディアウォールを取り付けたツーバイフォー材を突っ張り棒のように使用できます。クッション材が貼られているため、壁はもちろん、床や天井も傷つけません。
ホワイト、ライトブラウン、ダークブラウン、ブラックの4色展開から好みの色を選べるだけでなく、樹脂製なので対応した塗料で色を塗ることも可能です。

ディアウォールで壁掛けテレビ用の壁を作る

ディアウォールを使用して壁を作れば、もともとの壁や天井には傷をつけずに壁掛けテレビを設置することができます。その大まかな手順を見ていきましょう。

(1)ディアウォールとツーバイフォー材、壁板を用意する
ディアウォールやツーバイフォー材、壁板はホームセンターやネット通販で購入可能です。ツーバイフォー材の長さは「床から天井の長さ-40~45mm」が目安なので、あらかじめ計測して必要な長さを決めておきましょう。ホームセンターなどではカットしてくれるサービスがあるので利用すれば手軽ですね。もちろん購入後に自分でカットしても問題ありません。
壁板の幅は、壁掛けテレビの画面サイズなどに合わせて決めましょう。
ツーバイフォー材や壁板にワックスやペンキを塗る場合は、組み立てる前にその作業もしておきます。塗装ではなくカッティングシートを貼って色を統一する方法もあります。

(2)柱を設置する
壁板の幅に合わせて2本の柱を立てます。ツーバイフォー材の両端にディアウォールを取り付け、ばねの入ったほうを上側(天井側)に向けて位置を決め、持ち上げながら下側をずらして設置していきましょう。柱を設置したら、水平気を使ってきちんと垂直に立っていることを確認、調整してください。

(3)壁板を取り付ける
設置した柱に壁板を渡してビス止めしていきます。幅の細い壁板を1枚ずつ並べて取り付けるのも良いですし、1枚板を取り付けるのも良いですね。ずれないよう柱と板を押さえながら作業していきましょう。

壁を傷つけない! DIYで壁掛けテレビ用の壁を作る方法

以上で、本来の壁の前に壁掛けテレビ用の壁が完成です。あとは壁掛けテレビ専用金具などを利用してこの壁にテレビを設置すれば、本来の壁を傷つけることなく壁掛けテレビを楽しむことができます。壁に穴を開けずに壁掛けテレビにしたいという方は、この方法を検討してみることをおすすめします。

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