テレビ画面の画質が上がる? おすすめの方法とは?

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テレビ画面の画質が上がる? おすすめの方法とは?

キレイな映像を楽しむためにせっかく高画質のテレビを買ったのに、「思ったよりも映りがよくない……」と感じている方は意外と少なくないようです。
一体なぜ高画質テレビなのに、映像がキレイに映らないのでしょうか。
今回は、テレビ画面の画質が下がる原因と、美しい映像を楽しむための方法をご紹介します。

テレビ画面の画質が悪い原因とは?

地上波や衛星放送の画質が悪い主な原因は、「アンテナの問題」「ケーブルの問題」「テレビ本体の設定の問題」の3つに分けられます。
この問題が単独や複数で存在すれば、そのぶん画質が低下してしまうのです。この3つの問題をそれぞれ掘り下げてみましょう。

「アンテナの問題」とは?

アンテナのスペックが低い
アンテナは構成するパイプ数で、弱電用・中電用・強電用の3つに分けられます。
テレビ塔から遠い場合は弱電用、近い場合は強電用の使い分けを行います。
パイプ数は「25素子」などと表示され、数字が大きいほどスペックが高いので、スペックが低い場合は素子数の多いものに交換するのがおすすめです。

アンテナが正確に電波を受信していない
設置時に正確に受信していたアンテナも、強風の影響等で向きがズレてしまうことがあります。テレビの映像が急に変わったという場合は、アンテナの向きを確認したうえで修正してみましょう。

おすすめのアンテナ問題の改善策
室内やベランダに設置するだけで地上波を受信する「平面アンテナ」は、設置が簡単でDIYで画質の向上を行えます。
室内へのケーブルの引き込みは、窓の隙間を利用する超薄型の平型端子を利用すれば壁の穴あけ不要です。

ケーブルの問題とは?

ケーブルが細すぎる
ケーブルの規格は太さで分けられ、4Cや5Cと表記されています。
太さと数字は比例し、太いケーブルほど減衰率が下がるので、太めのケーブルを使用しましょう。

ケーブルが長すぎる
受信した画像データは、ケーブル内で減衰していきます。そのため、ケーブルが短いほうが好画質を楽しむことができるといえます。

ケーブルが劣化している
経年劣化などでケーブルが損傷すると、画像データが正確に伝送されません。
外部に亀裂などがあるケーブルは交換の必要があります。

おすすめのケーブル問題の改善策
高画質のためにケーブルは「太く短く1本で」が絶対条件です。
ケーブルが途中で接続されているような場合は、新しく太めの1本に引き直すだけで画質の向上が期待できます。

テレビ本体の設定の問題とは?

色温度調整
一般的な色温度調整の設定は、高・中・低の3段階となっています。より美しい映像を楽しみたいという場合には、自然な「白」に感じるよう設定しましょう。

バックライト調整
液晶テレビのみ行える調整で、落とすと画像の黒浮きを抑えられます。

黒レベル調整
画像の黒の照度を、画像の中の黒髪などを見ながらできるだけ暗めに調整します。

白レベル調整
画像の白の照度を、青空の画像に写る雲などを見ながらできるだけ明るめに調整します。

シャープネス調整
ハッキリしたアニメ画像などを見ながら最小から徐々にレベルを上げ、画像のメリハリを調整します。

色の濃淡や色合い調整
基本的にメーカー出荷設定で問題ないのですが、好みのものに調整することも可能です。

オーバースキャンの解除
出荷時に設定されている「オーバースキャン」を、メニューの画面サイズや画面設定で解除します。不自然にズームアップされ画質が低下しているので、設定を解除すると画質向上が期待できます。

テレビ画面の画質が上がる? おすすめの方法とは?

テレビの自動画像調整機能が向上し「調整は必要ない」といわれていますが、画質には好みがあるので万全とはいえません。
自分好みに画質調整を行えば画質向上が期待できます。接続デバイスの映像が悪い場合もテレビの設定を確認しましょう。

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