【壁掛けテレビのDIYテクニック】壁裏にある柱や梁の見つけ方

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【壁掛けテレビのDIYテクニック】壁裏にある柱や梁の見つけ方

古くからの日本家屋では柱や梁などが表に見える「真壁(しんかべ)」が一般的でしたが、現代の家屋では構造部分がパネルなどで覆い隠されたフラットな「大壁(おおかべ)」が主流となっています。壁掛けテレビなど重量のあるものを壁に設置する際は、柱や梁などに固定するのが基本。真壁なら柱や梁の位置を目で確認して金具などを設置することができますが、大壁の場合はパネルの裏に隠れている梁や柱を見つける必要があります。ここでは、大壁の部屋での柱や梁の見つけ方をお伝えします。

見つけ方1:大まかな位置は音で確認できる

部屋のどのあたりに壁掛けテレビを設置できそうなのか、まずは大まかな位置を確認してみましょう。
設置しようとしているあたりに柱や梁があるのかは、壁をノックするように叩いてみることで判断できます。壁を軽くノックしながら水平に位置をずらしていくと、太鼓のように軽い音が鳴るところと、重い音が鳴るところがあると思います。軽い音が鳴るのは中が空洞になっているから。つまり、重い音が鳴ったところには下地となる柱や梁があるということです。重い音が鳴るところで水平方向、垂直方向に叩く位置を変えていくことで、大まかな柱や梁の位置を確認できるというわけです。

見つけ方2:道具を使って正確な位置を確認する

音で大まかな位置が確認できたら、実際に壁掛けテレビを設置するための正確な位置を確認する必要があります。柱や梁の位置を確認するには、下地探し専用の道具を使用するのがおすすめです。下地探しの道具には、センサーで下地を感知するタイプ(センサー式)のものと、針を刺して確認するタイプ(ニードル式)のものがあります。

センサー式の下地探しでの見つけ方

センサー式の下地探しは、壁の裏の密度の高い箇所に反応するものです。壁に下地探しをぴたっと当てて、スタートボタンを押して動かします。下地のある位置で矢印マークなどが点灯するので、その位置にマスキングテープなどで目印を付けます。壁を叩いて大まかに位置を確認した際に、柱や梁がなさそうだった位置からスタートして、垂直方向と水平方向それぞれセンサーが反応した位置に目印を付けることで中心の位置(金具を設置すべき位置)がわかります。

ニードル式の下地探しでの見つけ方

ニードル式の下地探しは、壁に細い針を刺してみて手ごたえのあるなしで下地の位置を確認するものです。針の刺さった深さ(厚み)を測るための目盛りがついているものも多く、その目盛りで測って判断することもできます。また、専用の道具を購入しなくても、ご家庭にあるマチ針などを使用して同じように手ごたえを確認することも可能です。
センサー式の下地探しを使った後、確認のためにニードル式の下地探しで位置を決めるのがおすすめですが、針の穴が開くのが気にならないという方はニードル式の下地探しだけでも問題ないでしょう。

【壁掛けテレビのDIYテクニック】壁裏にある柱や梁の見つけ方

部屋をすっきりと洗練された印象に見せてくれる壁掛けテレビ。専用金具などの登場でDIYでの設置も比較的手軽にできるようになりました。ただし、きちんと固定して安全性を確保するためには設置する場所に気を配る必要があります。DIYで壁掛けテレビの設置に挑戦なさる方は、ここで紹介した方法を参考にして安全な位置に設置するようにしてください。

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