マンションリフォームで気を付けたい管理規約や電気工事などの注意点

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

マンションリフォームで気を付けたい管理規約や電気工事などの注意点

快適な居住空間を作るために、キッチンリフォームやシアタールーム設置など、さまざまなリノベーションを行う人が増えてきました。しかし多くの人が住む賃貸物件では、一部気を付けなければいけないポイントも存在します。
今回はお部屋のリノベーションを行う際に気を付けたいマンションリフォームの注意点をご紹介します。

壁や床のリフォームはマンション規約違反になることも

リフォームの程度にもよりますが、壁面や床への工事はマンションの規約に違反してしまう場合があります。
賃貸物件とはいえ、マンションの部屋は住んでいる人の私有スペースです。しかし共同住宅の場合、「区分所有法」という法律に基づいて住人による工事が制限されていることがほとんど。
もし住民が天井や床のリフォームを好き勝手に行ってしまうと、建物の耐久性、防音性、耐震性に影響が出てしまいます。そのためマンション側(大家)は、法律に基づいて壁や床の改造を制限・禁止する管理規約を設けているのです。
壁掛けテレビの設置や壁内配線などを行う際は、まず大家や管理会社に確認を取ってみましょう。

共有スペースはリフォームできない

マンションでは、多くの住人が利用する「共有スペース」のリフォームを認めていないことが多いです。エントランスや廊下、階段などは住人一人の意思で改造することができません。
意外かもしれませんが、この共有スペースには、「各部屋の窓やベランダ」も含まれています。モノを置く程度であれば改造には含まれませんが、窓からはみ出すようなリフォームは日当たりや防犯・防災に影響を与えてしまいます。

配線周りのリフォームでは電力アンペアに注意

マンションリフォームで気を付けたい管理規約や電気工事などの注意点

マンションでは、使用できる電力容量(最大アンペア)が制限されていることが多いです。
一般住宅では電力会社に連絡を入れてブレーカーを高電流向けのものに替えるだけですが、マンションでは建物全体で限界容量が決まっているため、変更できないことも。
キッチンのIH化工事や、AV機器をたくさん使うホームシアターの工事は、制限されてしまうケースもあります。電源系のリフォームを行う際は、最大アンペア数を計算した上で実施しましょう。

マンションの住民への配慮も忘れずに

リフォームを行うと、改修工事で大きな騒音や振動が発生こともあるでしょう。また業者の出入りや搬入作業で、通路や階段、エレベーターの通行を妨げてしまうかもしれません。
大規模なリフォームをすると、多かれ少なかれ同じマンションの住民に迷惑をかけることになるので、近隣住民には十分な配慮を忘れずに。
リフォームの際には、大家や管理会社、上下左右の部屋などに許可をもらっておくと良いですね。

賃貸物件でのリフォームは、一部の工事が行えなかったり、無理やり実施してしまうと損害賠償に発展してしまうかもしれません。たくさんの人が住むマンションですから、お互いに迷惑の内容に気を配っておきましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA