新居に引っ越したり、大きな模様替えを行った時には、新しい家具を買ってこだわりのインテリアを作り上げたいものですよね。しかし複雑なインテリアを組み上げた後、新しい家具やその置き方のせいで掃除がしづらくなってしまうトラブルも多く見られます。
お部屋の見た目のバランスを保ちながら、メンテナンス性を上げるにはどうすれば良いのでしょうか?
今回は、掃除しやすい部屋作りのコツをご紹介していきます。
できるだけ敷物を減らして床面をフラットにする
床面をフラットな状態にすることで、掃除しやすい部屋を作ることができます。
毛足の長いカーペットは暖かく肌触りも良いですが、掃除機をかけてもゴミが取り切れない場合も多いです。
またキッチンマットなどの小さな敷物も、掃除のたびにどかしたり、いちいち手で押さえるたりしなければならず、掃除の手間になりやすいアイテムです。
床に敷物を置く時は、メンテナンス性の高いものを選び、本当に必要な敷物だけを残すようにしましょう。床に置くものを減らすことで、掃除機が通る導線を確保し、掃除にかかる手間を大幅にカットすることができるのです。
家具の置き方を工夫して掃除しやすいお部屋に
掃除をスムーズに行うためには、床だけでなく壁面もフラットな状態が理想的。
テレビ台の裏など、家具の陰になっている場所やコーナー部分は風通しが悪いため、日常的にホコリが溜まりやすいポイントです。
こういった場所には定期的に掃除機をかけたいものですが、床に物が多かったり、家具をたくさん置いていると、掃除機を直線的に入れることができません。床に置く家具や物を減らして導線を確保することで、お部屋の隅々まで掃除機をかけることができるのです。
テレビの裏など奥まった部分は、特にホコリが溜まりやすいポイントなので、テレビを壁掛け化してしまうことで、テレビ台裏の吹き溜まりが無くなります。
ケーブル類は壁面や家具の裏に配線する
テレビの裏やデスク周りなど、ケーブルがタコ足配線になってしまう場所は、ホコリが溜まりやすくなってしまいます。定期的に掃除しようにも、ケーブル類が絡まっていることも多く、お部屋のメンテナンス性を損ねてしまいます。床を占有してしまうケーブル類は、壁や家具の裏に有孔ボードや金網を取り付け、結束バンドなどで固定してしまいましょう。
有孔ボードなどを低い位置に設置すると掃除の邪魔になってしまうので、テレビの裏や家具の横など目立たない場所に取り付けるのがコツです。電源ケーブルを束ねると火災の危険性もあるので、ケーブルやACアダプターなどは隙間を開けて固定してください。
物や家具が少なく掃除も行き届いた部屋は、過ごしていて気持ちの良いものです。
快適なインテリアを作り上げるために、家具の配置についてもひと工夫してみてはいかがでしょうか。