液晶テレビの登場とその大きなメリット壁掛けテレビ

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かつてテレビといえば、ブラウン管テレビが主流でした。ブラウン管のテレビは、重く大型であることが当たり前の物であるとして捉えられてきました。

しかし液晶テレビの登場により、テレビに対しての常識が大きく変わります。やがて液晶テレビはブラウン管テレビに取って代わられるようになり、今のテレビの主流となっています。薄型軽量化により壁掛けが可能になり、海外ではテレビは壁掛けしてしまう方が主流です。

薄型が魅力の液晶テレビ

液晶テレビが消費者から受け入れられるようになったメリットの一つが、非常に薄型という点です。テレビは、生活空間の中に設置することが多い電化製品です。そのため、部屋の中に設置スペースを確保しなければなりません。ブラウン管テレビが用いられていた頃は、その奥行きの大きさゆえに、設置場所に困ることが多くありました。しかし液晶テレビは、奥行きが狭いという特徴を持つため、設置場所を選ばないという利点が大きいです。

また液晶テレビの製品によっては、壁掛けでの設置も可能なものがあります。壁にかけることができれば、液晶テレビを置くための台を用意する必要がないことから、部屋の家具のレイアウトの自由度がさらに増します。壁掛けの普及と共にさまざまな壁掛け金具が登場しました。

液晶テレビの軽量で持ち運びやすい利点

部屋の模様替えや引越しといった事情で、家電製品を動かすことが多いです。そのようなとき、重い家具や家電の移動は大変な重労働です。ブラウン管テレビが主流であった頃は、テレビの移動には苦労することが多くありました。

ブラウン管テレビはガラスでできたブラウン管が映像を映し出す主体の部品である事から、重量が重いというのは仕方ないことではあります。しかし、ブラウン管テレビとは映像の投影原理が大きく異なる液晶テレビでは、飛躍的な軽量化を成し遂げます。結果として、片手でも持ち運ぶことができるほどの軽量化を果たすことができました。模様替えや引越しの際にも、気軽に液晶テレビを移動させることができるようになっています。

軽量化したことにより、より安全に壁掛けテレビにできるようになったため、小さな金具も登場しました。

低消費電力を実現した液晶テレビ

テレビは家電製品の一つであるため、消費電力が気になるところです。液晶テレビは、消費電力の低減の点でも大きなメリットがあります。液晶テレビでは、効率よく画面に映像を移すことができ、そのため消費電力が低く抑えることができます。液晶テレビが消費する電力は、バックライトで消費される部分が多く、LEDなどの導入でさらに消費電力の削減が期待できます。また、半導体の製造技術の向上の恩恵を受けることができるため、制御回路に関しても低消費電力の効果が大きいです。

普段からテレビを多く見る人にとっては、電気代が気になるところでした。液晶テレビであれば、電気代をあまり気にすることなくテレビ番組を楽しむことができます。

数々のメリットがあるからこそ支持される液晶テレビ

かつてのブラウン管テレビから液晶テレビへの転換が急激に進んだのは、液晶テレビに数々のメリットがあったからです。
その一つが軽量化と、壁掛けテレビの普及です。

その後、液晶に代わる新しい技術によるテレビも登場しつつあるものの、それでも液晶テレビが持つメリットが高く評価されて、不動たる地位があります。液晶テレビの技術開発は今も続いていて、これからの発展に期待ができます。

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