地デジ化の次は4K放送、改めてTVの違いを振り返る

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4Kテレビは、確かにメリットは沢山あるのですが、問題が全くないとは言えません。例えば、もっと時間が経過をして、普及をすれば値段も手頃になるかもしれませんが、まだまだ、高いというのがデメリットと言えるでしょう。ただし、逆に考えれば、普及をすれば、値段も下がって行くので、時間の問題と考えておけば良いかもしれません。

同時に4Kテレビに対応をしている番組もまだなかなか無いのですが、これも、値段と同じように、普及をしていけばそれだけ自然に、問題は解消していくでしょう。他にも4Kテレビの良さを最大限引き出すためには、どうしても大きなモニターでなければなりません。50インチ以上が必要となりますので、置き場所に苦労をするのがデメリットと言えます。

改めて液晶テレビとプラズマテレビの違いとは

地デジ化当初は複数の種類の選択肢がありましたが、今ではほぼ液晶テレビ、プラズマテレビの2種類になりました。そこで改めて比較をした場合、主に3つの違いがあり、まずは画質の違い、次に大きさ(規格)の違い、最後にメーカー毎の違いが挙げられるかと思います。画質の違いは家電量販店店頭でじっくり語られる事もあるほどに奥が深い為後述する事に致しますが、まずは簡単な違いとして大きさの違いから述べてみたいと思います。

現在テレビの規格は、下は10インチクラスから上は80インチを超える大きさの商品までありますが、プラズマテレビには40インチ付近より小さいモデルがありません。これは製造コストの関係で家庭用では製造出来ないのが理由だそうですが、そうなると子供部屋や寝室用に小さめのテレビを置きたい場合には液晶テレビに限定されます。まず大きさによっては液晶テレビしか選択肢がない事を覚えておいて下さい。

普段良く見るテレビのジャンルに併せた選択

いきなりですがより綺麗な画質で映像を楽しみたい、というジャンルで必ず上位に来るのが映画です。続いては映画を例に画質の違いの一部について説明したいと思います。

映画は雰囲気を出す為にやや暗めの画質が多めになっています。そこでこの黒という色の表現力が良く違いとして挙げられ、カタログ上はコントラスト比という数値で表わされています。液晶テレビの場合はその名の通り液晶を用いて黒色を作り出し後ろから光を当てて画面上に黒を表現します。それに対し、プラズマテレビは純粋に光を消して黒を表現します。これがどのような違いになるかというと、液晶テレビの場合は黒表現も含め全体的に明るくメリハリのある画質に、そしてプラズマテレビは黒が沈み奥行き感や臨場感の出る画質となります。かつて国内で最高画質と謳われたパイオニアというメーカーが出していた「KURO」というブランド名になったほど、画質においては黒が大事と言われています。

勿論各テレビで映すジャンルの見栄えは異なりますが、映画を重視したい、という方にはプラズマテレビをお勧めしたいです。

買い換えの際はまた同じメーカーにしようかな?

薄型テレビが出て来た当初は1インチあたり1万円と言われていましたが、今ではかつてよりも数段技術も進み、かなりの低価格を実現するようになりました。液晶テレビとプラズマテレビでは前述の通りバッティングしないインチ数がありますが、例えばそれぞれでラインナップのある42インチで比較すると余り差はありません。

残る違いはメーカー-毎の特徴差となってきますが、これについては購入を検討されている方の画質の趣向や、買い替える場合に今までどのメーカーの製品を使っていたか、など少し複雑な事情が関係してきます。しかし、液晶テレビは主なメーカーが全て生産しているのに対し、プラズマテレビを生産しているメ-カーは現在2社だけです。

メーカーでのこだわりで選ぼうとする際も液晶とプラズマではやや選択肢が限定されてきますね。

テレビを買い替えるとすればどちらにするか

以上の様にまずは大きさを検討し、続いてより良い画質で楽しむ為に液晶テレビとプラズマテレビの特徴を考え、最後に値段やメーカーで選ぶといった流れであれば納得の行く選択が出来るかと思います。

しかしラインナップの広さ、知名度から国内の大半のリビングには現在液晶テレビがあり、多くの方はテレビ=液晶という考えだと思います。それであっても店頭で比較したときには是非プラズマテレビも比較して見て下さい。

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