未来のテレビ? 背後が見える透明テレビとは

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パナソニックが2016年、画面の背後が透けて見える「透明ディスプレー」を採用したテレビを発表しました。2019年に国内発売する予定です。ここでは、パナソニックが発表した透明ディスプレーがどのようなものかご紹介します。

 

ガラスのように透けているディスプレー

パナソニックが2016年、アメリカラスベガスで開催された世界最大級の家電展示会「CES」で、透明ディスプレーを発表しました。

CESは世界中から多くの企業が出展し、2015年には17万人の来場者を集めた家電の一大イベントです。
そのとき発表した透明ディスプレーは厚さ3ミリのガラス状のパネルを搭載したもので、テレビ映像を楽しめるのはもちろん、背後が透けて見えることから、棚や扉などに取り付けガラス窓のように使うことも可能です。据え置きテレビと違い、設置場所に気を使う必要もなく、より自由にテレビを楽しむことができます。
スクリーンモードと透明モードが選べ、スクリーンモードの間はテレビ映像やインターネット画面が表示され、透明モードにすることで背後が透ける仕組みです。棚に設置しておき透明モードにしておくことで棚に飾ってあるものが透けて見えますので、テレビというよりはむしろ、インテリアの一部のような存在になると言えるでしょう。

 

モーション・ボイスコントロールが可能

透明ディスプレーは操作性も近未来的です。従来のテレビのようにリモコンを使って操作できるのはもちろんですが、画面の前に手をかざすことで画面操作ができるモーションコントロール機能が搭載されています。また、声によって画面操作ができるボイスコントロール機能も搭載されており、より操作性の高いテレビになっています。透明のガラスが一瞬にしてテレビ画面になり、手をかざす(または声をかける)だけで操作ができるその製品は、まさに近未来的なテレビであると言えるでしょう。

 

ポータブル端末も

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透明ディスプレーの使用用途はテレビだけではありません。パナソニックとNTTは、透明ディスプレーを搭載したポータブル端末を活用したサービスについて検証しています。透明ディスプレー越しに対象物を見ることで、画面にその対象物の情報が表示されるというものです。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、「おもてなしサービス」の一環として実現を目指しています。

透明ディスプレーの日本国内の発売は2019年内が予定されています。近未来的な透明ディスプレーが日常的に利用できる時代は、もうすぐそこまで来ているのですね。

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